東京都美術館、西洋美術館に行ってまいりました。
なんといってもフェルメールの真珠の耳飾の少女と真珠の首飾りの少女が目玉でしょうか。
と、いうことでとっても混んでいました。
少女の前が激混み。(2度言う)
少女の前に列を作って流れるように鑑賞するのですが、30分ほど待ち時間があります。
スタッフさんも
「こちらの列は30分待ちとなっております、並んでいただいても3~4秒ほどのお時間しか見られません!!」
3~4秒てwww
絵の前で立ち止まることは出来ないので、その列の後ろから超絶背伸びして、少女の顔を見ることができました。
思ったよりも実際の絵は小さかったです。
ただ黒い背景に少女がくっきりと浮かび上がって、スポットライトを浴びて静かにたたずんでいるように見えました。
どこの方向から見ても、目が合うような不思議な絵でした。
ずっと見ていたくなるようなそんな魅力を持っています、たしかに。
ベルリン美術館展もマウリッツハイス美術館展もフェルメールだけでなく、
黄金時代を築いた作家の作品が観られます。
筆跡も残さぬ緻密かつ繊細で柔らかな光なのに、くっきりと輪郭が浮かび上がるレンブラントの絵。
ただ画面の中に人がいるだけなのに、観ていて飽きないのは一切の妥協なく完成された光の中にその人物が
確かに存在するから。
キャンバスに描かれているなんて、まるで嘘みたいに赤みを帯びたその手に触れることが出来そうで、出来ない。
平面2次元のはずなのに、そこにいるかのような存在感は、必見です。
ベルリンもマウリッツも9月17日までです。