laura K 's diary

自分の着衣は自分で作る。たまに絵を描いてみたりする。

おはなし名作絵本

最近知り合ったというより「めぐり逢った」isabelという彼女。

単純な私は、嬉しくて、すっかりお友達になってしまってます。

調子に乗ってきつい事言ったりしてないか急に不安になったりします。

本当に偶然・・・同じ年だったし。

デジイチも同じ物もってたし(写真の腕は比べ物にならない程、彼女のほうがステキです)



そんな彼女を通じて色々な方との交流が広がってます。


isabelの仲間が集まるカフェで

紹介していただいたazumiさん。

とても穏やかでゆったりとお話してくれる方で

がさつな私は〜こんな風に言葉が話せたらな〜と

すぐに憧れの人になりました。


azumiさんも絵本を描かれているのだけれど

彼女から「安房直子」さんを読んでみたら?と

紹介されました。


さっそく、あまぞんでさがして1冊買ってみました。


きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)




感想は

安房直子さんのたくさんの作品の中から何故この一冊を選んだのか
と言うと

色使いですね。「きつねの窓」の題字の色・・好き。
青?緑?そんな感じの色が好きです。
それと、狐。

パソコンの小さな画面の中で見ていると細かいところまでは
気が付かなかったけど、手元に届いて見ると
表紙に「教科書に出てくる本」という金色のシールが貼ってあってショックだった。
表紙を傷つけることなく、このシールを剥がすことが出来る確信が
無いので、悔しいけどそのままにしておくことにした。
作品に直にシールを貼るなんて本当にけしからん!!

さて、

読み出してすぐ、なんか残念と思った。
絵本の主人公は小さな女の子って、どこかで決まっていて
なのに、男の子。
しかも鉄砲で狩猟をするような大人なんだ
って、がっかりした。

「ポリぶくろ」
どうしてこんな現実的な言葉が表記されるのか
違和感。
でも、時代が現代ならそんな事もあるのかな〜
絵本なのにポリぶくろとか使っていいんだな〜
ここでもやっぱり、絵本の背景はむかしむかし〜って思い込みが
化学製品の使用を受け付けないところなんだけど。

普段の生活でも多分にそういうところがあるんだけど
これはこうじゃなきゃ、とか、
セオリーとしてこうでしょ
みたいな
規則やしきたりのようなものに
かなり、縛られている自分がいます。

でも、やっぱり
お話の軸って、おかあさんだったり兄弟だったり
家族の絆だったりするんです。

おかあさんってすごく大きい存在ですね。
みんなおかあさんのこと大好きだよね。
私も好きだったけど、
どうしてそんな風になったのか分からないけど
長い間離れて暮らしていると
考え方や、価値観がこんなにも
違ってしまうものなのかと落胆します。

おかあさんは「もう、いいわ」と言いました。
それが、最後の言葉になるなんて
その時はわからなかったけど。

そして、
おかあさんが居なくなりました。
おかあさんには便利な長女はもういらなくなったのです。
でも、まだ結婚しない弟が一緒に居るから、淋しくはないのです。
私のおかあさんは居なくなったけど、弟も
一緒に居なくなりました。

青年がきつねに指を染めてもらって
一瞬でも、楽しかった家族に事を思い出せて
それが、どんなに幸せな過去だったか
羨ましくも思う。

私も過去は、楽しかったのだろうか・・・

その時は、私も指を染めてもらいたいと思ったけれど
後になって
落ち着いて考えてみたら

私は決して
指は染めないし
指で四角を作って覗いたりもしない。
それは、
悲しいことではないのだから。





PS
これを書いた後シール剥がしに挑戦してみたら
なんと、あっけなく私の勝利でした。
本体に少し残った糊はマスキングテープでトントンしたら
きれいになった。
ほっ。
よかった。

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